鉄道のポイントで排ガス抑制
地球温暖化の原因となる車の排気ガスを減らすため、鉄道の利用を促そうと「ＰＡＳＭＯ」などのＩＣカードを活用し、鉄道の利用者にポイントを与えて動物園の入場料などに使ってもらう新たなサービスが横浜市で試験的に始まりました。
新たなサービスの試験的な運用が始まったのは横浜市都筑区の市営地下鉄の「センター南駅」です。
初日の７日は、横浜市の中田市長が駅の構内に設置された専用の機械に見本の大きなカードをかざしました。
この新たなサービスは「ＰＡＳＭＯ」や「Ｓｕｉｃａ」を駅の構内と近くのデパートに設けた専用の機械にかざすとポイントがたまる仕組みです。
たまったポイントは横浜市営の動物園や博物館の入場料、それに市営地下鉄の乗車券にかえて使えます。
週末に観光や買い物で訪れる人に、車ではなく鉄道を利用してもらい地球温暖化の原因となる車の排気ガスを減らそうという狙いです。
試験的な運用は１２月１６日までの土日や祝日に行われ、横浜市は利用状況などを分析するとともに参加する鉄道会社や娯楽施設などを増やして、平成２１年度には横浜市内全域で本格的な運用を始めたいとしています。
NHK神奈川
