onの日記。

(ほとんど男鹿水族館GAOのゴマフアザラシとANAでの旅行の話題)

高清水蔵開き

16年連続の全国新酒鑑評会での金賞受賞の高清水。
造り酒屋ではおなじみの杉玉。

蜜に群がるアリならぬ、酒に群がる人々。

高清水では6階建ての建物で酒造りをしています。
5階にある文字通り酒の母を造る酒母室。

蒸米装置。
酒米酒造好適米は炊くのではなく、蒸すのです。
だから食べてもあまり…。

4階にある仕込み室。
タンクの口の一部分だけ出ているという実に近代的な設備。
酒蔵では発酵によって酸欠状態となったタンクの中に杜氏が落ちて死ぬという事故もあるのです。

酒母に蒸米、麹、水を加えて低温発酵させて醪になります。
三段階に分けて加えるのが三段仕込み。
加え終えてから=留め仕込みから五日ほどすると、カニの泡のような「水泡」と呼ばれる泡が出てきます。

三週間ほどした「地」だとは思いますが、自信がありません。

2階にある上槽室。
アコーディオン方式で醪を搾る佐瀬式圧縮濾過機。
ちなみに上から力を掛けて搾るのは薮田式です。
搾ると酒と酒粕に分かれます。

屋外に鎮座する貯酒タンク。

実に容量9万リッター!
一升瓶5万本分…。
飛良泉では貯蔵する際はタンクではなくビンで貯蔵するようになったといいますが、高清水はどうなんでしょう?